やりたいこと、やらなければいけないこと
育児をしていて、時々思うことがある。
夫にとっての自由時間(夫は平日休み、上の子が幼稚園から帰ってくるまでの約半日)は、完全なる趣味の時間。
しかも、アウトドア系の趣味なので、家事と下の子とお世話からは完全に切り離される。
子供が寝た後のつかの間の休息も、しかり。夜泣きの対応がない分、自分のさじ加減ひとつで趣味の時間を作ることはできる。
けれども、私にとっての自由時間は、純粋な趣味のための時間ではない。
上の子が幼稚園に行っていて、かつ下の子が寝ている(もしくは大人しく一人遊びしている)間の不確かな時間だ。しかも、おんぶしつつのお昼寝のパターンも多い。
夜は、たいてい寝かしつけしつつ自分も寝てしまうことも多い。
たっぷりの休息、と言いたいところだが、一つの布団で親子3人。夜泣きの対応はもちろん自分。
嬉しいけれど、ありがたいけれど、これもしたいこと、にカウントしてしまって、果たしていいのだろうか。
不意に訪れる自分のための時間。けれども、その使い方はどうだろう。
子供のお世話をしつつ、家事を同時進行することに、多少の難しさを感じてしまう自分。
そのため、普段できない家事をするための時間、であることも多い。
もちろん、自分の生理的欲求を満たすための時間、であることも多い。
純粋な自分だけの余暇の時間、であることも多い。
子供服の整理。
部屋の片づけ。
夕食と朝食用のおかずの作り置き。
離乳食の下ごしらえ。
上の子が好きそうな、手作りのおやつ作り。
自分の食事を作ること、食べること。(下の子はまだ離乳食)
ネットで、子育てブログやQ&Aサイトで子育ての悩みを検索すること。
クックパットで、レシピを検索すること。
けれども、そんな私のやりたいこと(やらなければいけないことの延長線上にあるもの)を夫は、
純粋にやりたくて好きでやっていること、
としてカウントしているのではないか、と思うことがある。
これは私の悪い癖で、被害妄想でもあるのだろう。
オンオフの切り替えが上手にできれば、解決する問題なのかもしれない。
けれども、今の私にはそれが上手にできない。
仕事をしていないことに、どこか負い目を感じてしまっている自分がいるからだ。
だから、一日ひとつ、何か形に残ることをしなければ、と思ってしまう。
そんな焦りもある中、自分のペースで家事をしたいという欲求が、純粋に自分の余暇の時間にカウントされてしまう(自分にとっても、夫にとっても)ことに、時折疑問に思ってしまう。
もっとも、子育て中の主婦とはそういうものと言われてしまえば、それまでなのだろうけれど。