日々、思うこと、考えること。

子育て中に、考えてしまうあれこれ。

「保育士は誰でも出来る仕事」という発言について考える。

興味深いタイトルの記事を見つけた。

www.tantandaisuki.com

 

日々の生活の中で、娘たちの言動一つ一つに翻弄され続けている私にとって、「保育(育児)が誰にでも出来る、瑣末な仕事である」と揶揄されているような、複雑な気分になった。

 

保育士の仕事と、家庭の育児を一緒に語ってはいけないのだろうけれども。色々考えさせられてしまった。

 

ブックマークには、このようなコメントを残した。

 

誰にでもできるのかもしれないけれど、「正しい保育」「専門性の高い保育」を、子供一人一人の個性や特性を踏まえた上で行うことは、とても難しいことだとは思う。

 

経験も乏しく、知識もなく。手探りの状態で、真偽の判断もつかないまま、母親からのアドバイスを真に受け。ネットや書籍の中の膨大な情報に振り回され。

 

多くの母親達が無難にこなしているであろう育児。

けれども、ネットやリアルの言葉の中には「しんどさ」や「難しさ」に嘆き、苦しむ声で溢れかえっている。

 

毒親」「虐待」「育児放棄」「過保護」「ひきこもり」「不登校」などなど。事件・事故が起こるたびに、様々な家庭問題が取り沙汰される昨今。

正しい知識の下、正しい技術を用いて子供に接することは、子供にとってとても大事なことだ。(もっとも、今の自分がそれができないがために、日々悩み後悔しているのだけれど・・・・・・)

 けれども、母親の皆が皆、保育に携わる人間の皆が皆、「正しい知識と技術」の下で子供たちと接しているわけではない。(沢山の家族問題、そうして保育園での事故や不祥事のニュース等を垣間見てつくづくそう思う)

 

 

私が「誰でも出来る仕事」と言う言葉に過剰判のした訳


「誰でも出来る仕事」と言う表現に、特別な知識や技術が必要でないという、どこか見下したようなニュアンスを、私は読み取ってしまった。
けれども現実はどうだろう。

給料の安さや労働条件の悪さを理由に、離職率は高い。
保育士を志した人間の皆が皆、長く働き続けたいと思わない仕事なのであれば、誰でも出来る仕事であるとは言いがたいだろう。
また、子供は一人ひとり性格も体つきも違う。教科書の例題のようなやり取りに終始することはい。また、命をも預かっている。子供が好きでないと長く続けることも難しいだろう。
 
そんな保育士という専門性を問われる仕事でさえ、世間一般での評価が低いという事実。
そうして、そんな「誰でも出来る仕事」であるはずの「保育」の延長線上にある、「育児」に、素人である母親の私は日々悩み苦しんでいるという現実。

 

娘のわがままに対する受け答え。

下の娘と上の娘どちらを優先すべきか??

感情的になってしまいそうなときの気持ちのコントロールの仕方。

好ましくない行動に対する修正の仕方。

などなど、育児の技術的な面だけではない、一人の人対人としての、様々な人間関係の悩みに対して、ケースバイケースどう適切に対応すべきか??とても難しいことだと、私は考えている。だからこそ、「誰にでもできる」というフレースに過剰に反応してしまったのだと思う。

 

 

保育士に求められる「専門性」が疑問視される理由

 

私は保育園を利用したことがないので、これは想像の域を出ない。

思うに、万が一保育士が子供に対し「不適切な対応」をしたとしても、よっぽどの事がない限り”保育園”や”保育士”は大々的に責任を問われることがないのではないだろうか??

 

例え「不適切な何か」があったとしても、その何かは家庭で「リカバリーできる」、もしくは「リカバリーするべきである」という前提条件の下、保育が行われている面があるのでは、と思うことがある。

そうして、子供を預けた側の親の責任問題が平行して語られがちであるように思う。

 

私の想像する、保育士に求める能力の一つに「子供に寂しい思いをさせず、楽しいく安全な保育園生活を過ごさせることができること」というものがある。親の代わりに保育をするのであれば、子供たちのメンタルのフォローも保育士の仕事の重要なファクターの一つだろうと考えられるからだ。

けれども、かつて保育園に通っていた人の中には「保育園が楽しくなかった」「寂しかった」という感想を持つ人が一定数いる。もちろん、個々の特性や、保育園・保育士との相性も当然あってしかるべきだろう。

だけれども、根強い「保育園=子供がかわいそう」という固定観念が払拭されない背景には、このような育士の力量のばらつきにも問題があるのかもしれない、とも思ってしまう。(保育園という施設の性質、そうして人員的な問題から、致し方がない面も当然あるだろうけれども)

 

そうして、だからこそ、世間一般の認識では”保育に対する専門性”が重要視されにくいのだろうか?と思うのだ。

 

そもそも、保育=育児は素人である母親が家庭でしかも無償でやることだ。

学問的にも様々な研究が進む一方、本来であればその質を問わなければ誰でもできるであろう保育を、「正しく、そして豊富な知識と経験をもった保育士」に求めることに、違和感を感じている人間が多いからこその問題なのかもしれない。

 

もしかしたら、保育に専門性を求めること自体が間違っているのだろうか??

 

これは、保育園を経験したことがない私の見解だ。

保育園を利用したことのある方々の意見にとても興味がある。