独り言という名の、ただの愚痴
仕事が休みの夫が、朝から、浮足立って出かけて行った。
娘には「仕事」だと嘘を吐いて。
自分の朝食に使用した皿も洗わず。掃除もせず。
私と下の娘の朝食が済んでいないのを知っていながら。
たまには一人ゆっくり食事がしたいと私が願っているのを知っていながら。
当然のことのように出かけて行った。
今日はいつにもまして、やる気がしない。
下の娘を連れながらの、ドラックストアへの買い物も、銀行への振り込みも、図書館への本の返却も、億劫で仕方がない。
かと言って、家に居続けても、下の娘のいたずらの後始末に追われて、気持ちも体も全然休まらない。
いつものスケジュールで行くのならば、今日の午後も私の一人時間はない。
あったとしても、買い物や銀行などの用事を優先してしなければいけないと思うと、例え一人時間を得たとしても全くうれしくないな、と今日の私は特に思う。
「買い物や銀行に一人で行かせてくれてありがとう」
と夫にお礼を言うのも、ものすごく癪だな、と今日の私は特に思う。
どうして夫に荷は日常的に「子供抜きで」という選択肢があるのだろう。
どうして私には「子供抜きで」という選択肢をした時に「ありがとう」「ごめんなさい」を言わなければいけないのだろう。
娘のことは、大大大大好きなのに。
時々離れたいと思ってしまう。それも、罪悪感なく当然の権利として。