怒っている人を見ると、少し安心する。
子供目線ではなく、母親目線での話だ。
第三者として、ママ友がママ友の子供を、夫が娘を、自分の父親が孫である私の娘を。勢いに任せて感情的に怒っている姿を見ると、不思議と私は逆に冷静になれる。
そうして、少し安心する。
「あぁ、みんな同じなんだな」と。
そうして、改めて思うのだ。
「私も気を付けないとな」と。
こうして文章にしてしまうと、ひどく自己中心的な話だと思う。
けれどもこれは私の本音だ。
私も怒っていいのだ。
母親だって人間なのだから、怒るのは仕方のないことだ。
と、他人のその行為を免罪符にしてはいけないのだろうけれども。