一人の大人が、二人の子供と「安全に」お風呂に入る、ということ。
先程こんなエントリーを見て、かつての夫の言葉を思い出した。
我が家は上の娘が今月で6歳。下の娘が、夏に3歳になる。下の娘が生まれたばかりの頃は、上の娘はまだ3歳だった。
下の娘が生まれてしばらくたったころ、夫に何げなく「どうやって二人子のどもを同時にお風呂に入れているのか」を問われたことがある。
- 下の娘のタオルと着替えをお風呂場の出口に広げる。同時にバウンサーも用意。
- 上の娘のタオルと着替えをリビングに用意する。
- 私が脱いてタオル一枚(ワンピースタイプ)になる。
- 上の娘を脱がせ湯船に入れる。
- 下の娘を脱がせ抱っこして体と頭を洗い、湯舟に入る。
- 下の娘を先に湯船から出し、体を拭き服を着させ、バウンサーに寝かし毛布を掛ける。以降、泣いたら泣かせっぱなし。
- お風呂場のドアを開け放したまま、上の娘の頭と体を洗う。(下の娘が寂しがらないようにするため)
- 洗い場に上の娘を残したまま、私の頭と体を洗う。(寒さ対策のためシャワーは出しっぱなし)
- 上の娘と湯舟にさっと入って、私だけ先に出てタオルを着る。
- 上の娘の髪と体を拭き、リビングに連れていき服を着させる。
- 最後に自分の髪と体を拭き着替える。
という当時のルーティーンを簡略化して夫に伝えたところ、夫に「上の娘から目を離すのは危険だ」と注意を受けたことがあった。下の娘の頭と体を洗う際、どうしても上の娘を湯船に一人にしてしまわなければいけなかったためだ。
「じゃあどうすればいいの??」と言う質問が喉から出かかったが、ぐっとこらえた。
対策があるにはあったからだ。
- 子供たちを一人ずつ時間差で入れる。
- 下の娘を昼間に先に入れる。
- 自分は一緒に入らずに、子供たちを寝かしつけてから入る。
けれども、面倒くささと、経済的な理由、子供の個性(上の娘は一人でリビングで待つことが出来なかった)、個人的都合(寝かしつけの際、いつも一緒に寝落ちしてしまい、お風呂に入り損ねる危険性など)を理由に、上記のような方法を当時は取っていた。
もちろん対策??はしていた。
常に気にかけ、常に上の娘と話をし続けてはいたのだ。
けれども、それでは確かに万全とは言えない。その自覚はあった。だから反論はしなかった。
もっとも、自分自身でネットで調べ、身近なママ友や先輩ママから、リアルな日常を聞きまくり、その後も小さな改善を続けてはいた。
さて、夫はと言うとどうだろう。
あくまで注意喚起に留まっただけだった。
「自分が出来ること」
「妻の代わりに、対策・方法を調べ考えること」
はなかった。
「気をつけてください」
「はい、気をつけます」
では、本当の解決にはならない。
一番簡単で確実なのは、人員を増やすこと。「二人以上の大人でお風呂に入れること」だ。
少なくとも、夫がお風呂に入れるときは、常にそうだ。だから、想像力や危機感が逆に足りないのだろうか??