日々、思うこと、考えること。

子育て中に、考えてしまうあれこれ。結論の出ない、個人的で偏った見解の考察が主です。

オンとオフを切り替える。

一週間ほどあった夫の連休も残り3日を切った。

連休の前半は、私には一人での外出をほどほどに楽しんでいた風に見えた夫だが、今になって「足りない!!」と愚痴をこぼすようになった。

 

 休日の夫を見ていつも思う。

夫はどうして家の中で気兼ねせず「オフ」状態になれるのだろうか??と。

それなりに家事をし、子供の相手をしているはずなのに。

 

ソファーに座ればものの5分で転寝できるから、だろうか??

子供抜きの友人からの誘いがちょいちょいあるから、だろうか??

朝も夜も子供たちが寄り付かないから、眠りの質が保証されているから、だろうか??

自分一人だけ寛いでいる状況に、後ろめたさや、居心地の悪さを感じないから、だろうか??

 

 

 連休の前半に兄夫婦と甥っ子、弟の帰省に合わせて、私たち家族も実家に顔を出した。

上の娘は甥っ子と遊び、下の娘は父と遊んだり一人遊びをしていたので、私はいつもの調子で新聞を読んでいた。

すると、兄から「一人で寛ぐな!!」とくぎを刺された。

もっと積極的に子供とかかわるべきだと小言を食らったのだ。

私のスタンスとしては、面倒くさがり屋の性格も手伝って、

「積極的にかまわず、寄ってきたら相手にする」

ぐらいのゆるさで子供たちと過ごしている。

とは言え、日中ずっと子供たちと過ごしている私だ。「都合よく子供たちが寄ってこない」状況には早々ならないのだけれども。

 

実家で、ある程度私が「オフ」でいられるのは、両親に対して「オン」でいて欲しいという期待がないからだろう。

おまけに、家事の基本的には義務もない。(必要とあれば、炊事洗濯掃除片付けとするけれども)

もっとも、兄同様私の両親も、私が寛いでいると苦言を呈してくるので、「心身ともにリラックス」はできない。

できないが、体は休める。やらなきゃいけない家事。やらないと自分が子供たちが損する家事が目の前にないだけで、随分と心が軽くなる。

 

夫も「オフ」私も「オフ」だったら、ウィンウィンの関係で一番ベストだ。

けれども、育児に関しては子供をどこかに預けたりしない限り、夫婦そろって「オフ」でいることはできない。

 

この連休中、夫が料理をすることはただの一度もなかった。

一度、夫に作ってと頼んだことがある。

けれども夫から「何で??」と真顔で返されてしまい、言葉が後に続かなかった。

 

 

「連休中の主婦は大変だ」との趣旨の記事をちらほら目にする。

やはり、世の父親は、言うほど家事・育児をしていないということなのだろうか??

頑なに料理をせず、友人からの誘いを私の承諾なしに受ける夫を見て思う。

「サラリーマンとして、休日とは当然の権利であり、休日に休み自由を謳歌できるからこそ、日頃頑張れるのだ」

と考えているのだろうか??と。

世の妻も、

「大黒柱であるサラリーマン夫にとっては休日は当然の権利であって、家事・育児を妻である自分と同等に求めてはいけない」

と考えているのだろうか??と。

 

でなければ、「主婦だけしんどい連休」にはならないはずだ。