日々、思うこと、考えること。

子育て中に、考えてしまうあれこれ。結論の出ない、個人的で偏った見解の考察が主です。

「働く」を具体的に想像する。

9月から下の娘が幼稚園に通うようになって、今日で2週間。

徐々にだが「働きたい」欲求が、ふつふつと沸き起こってきている。

 

知り合いの先輩パートママから、彼女が働く職場で「9時から15時」の募集が出ているとの話も聞き、昨日今日と自分が今の生活スタイルの中で短時間でも「働く」とどうなるのだろうか??と色々と脳内で趣味レーションをしていている。

その職場は、同じく小さな子供(幼稚園から小学校)が多く、突然の休みなどの融通が付きやすいという。

働くならのっけから「9時から17時」のフルタイムで働いた方が、「お金を稼ぐ」意味では効率が良いと考えていた私(おまけに私の両親も)だが、 言葉は悪いがまずは「練習」がてら短時間働いてみて体と生活リズムを「働く生活」に慣れさせるのもアリかなと考えを変えつつある。

 

とは言え、先輩ママの話の話を聞くと

「短時間でも、やっぱり体はしんどいよ」

「週5で仕事入れると自分の時間は無くなるし」

「でも、いい気分転換にはなるし、お金も入るから心に余裕が出るよ」

とのことだった。

具体的に突っ込んで話を聞いてみると、朝5時半に起き、下の子を幼稚園に送り出すまでにすべての家事と自分の身支度を整えているとのことだった。

朝の弱い私には、それだけで一瞬ひるんでしまった。

 

きっと世の働くママは、皆やっていることなのだ。だから「えっ」と思うこと自体が、覚悟が足りない証拠、なのかもしれない。

 

sourceone.hatenablog.com

そこで以前読んで気になっていた記事を思い出した。

 

私自身、正直どんなに想像力を膨らませても、なかなか「働きながら、家事育児をする自分」の具体的なイメージがなかなかつかめずにいる。

 

理由は簡単で、どんなに先輩ママや、ママ友、友人、ネット上の体験談などで具体的なアドバイスや時短テクニック、詳細なタイムテーブルを見聞きしていても、それをいざ自分とその家族に当てはめてみると、どうもしっくりこないからだ。

 

そもそも現在の「専業主婦として家事・育児専念する自分」ですら、「自分の母親をモデルにしていたそれ」と、置かれている環境やそれに伴う条件大きく異なっており、イメージがだいぶ違っていて「あれっ??」と首をひねるばかりの毎日だ。

 

  • 親(父方の祖母)と同居⇒親と別居
  • 庭付き一軒家、おまけに部屋数も多い⇒猫の額ほどの庭付きアパート、おまけに部屋数も少ない
  • 2歳差の兄弟が三人⇒4歳差の姉妹が二人
  • 「お金のための」労働の必要がない⇒「お金のための」労働が必要

などなど。違いを揚げたらきりがない。

もっとも、私の知る母親の姿は、子供たちがある程度育ち、育児がひと段落した姿だ。もっと言えば、時代も違う。

昔は、もっと子供の数も多く、ご近所付き合いも濃密で、子供だけの遊びが大人抜きで成り立っていた。

便利家電やサービスも普及している。

比べること自体がナンセンスなのかもしれないけれども。

 

 

そういう意味で言えば、どんなに他人の家族の「日常」を見聞きしたとしても、それらを参考にはできても、単純に当て嵌めるのは難しい。

 

「自分の(夫の)親が近くに住んでいる」との条件を一つとってみても

  • 親の意欲の有無
  • 親の育児能力の有無
  • 親に体力面、健康面に問題はないか
  • 親の仕事、定期的な習い事等の有無
  • 親の融通が付きやすいか否か

等の条件が満たされなければ、「親を頼る」選択肢は生まれない。

 

 

かつて父親に言われた言葉で、妙に心に残っているセリフがある。

「とにかくやってみるんだよ。ありとあらゆる、もしも、の対処方法を考えていたらきりがないんだから。ダメだったらだめで、いいじゃないか。とりあえず、そのもしも、が来るまでは続けられるんだから」

 

「主婦が仕事始める」のもきっと同じなのかな、と考えると、ちょっと気が楽になる。