作ったご飯を残される、ということ。 - 日々、思うこと、考えること。

昨日も、上の娘にイライラをぶつけてしまった。反省しきりだ。

朝から晩まで怒ったり笑ったり。

感情の起伏が激しい自分にほとほと嫌気がさす。

おまけに昨日は最後の最後に、娘が晩ご飯にほとんど手を付けなかったことに対して、不必要に感情をぶつけてしまった。

帰宅後の夫に事の顛末を話したところ、

「仕方がないよ」

「食べ物の好みは、人それぞれなんだから」

「一食ぐらい食べなくったって、死にはしないんだから」

「逆に、際限なく食べて太りすぎても、気に病むんだろ？？」

などといったコメントが返ってきた。

けれども、私はどうしても納得できず、気持ちを落ち着かせるのに少し時間がかかった。

私は専業主婦だ。

料理を作ることも、娘の健康管理も私の仕事のうちだ。

私の料理が娘の口に合わないのは事実だ。

それは認めなければならないだろう。

とは言え、賃金が発生しない場で、フォローのないまま、「その事実を本人に口や態度で示されては、面白くない」と思うのは、人としてごくごく自然な感情でもあると思う。

夫が私と逆の立場でも、同じように冷静で寛容な態度でいられるだろうか。そんな意地の悪い疑問が、今も私の頭から離れない。

もし夫に対して娘が、

「パパのお給料が少ないから、大きなお家に住めないんじゃない！！」

と繰り返し何度も何度も言ったらどうだろうか？？

同様に「仕方がないね」「ごめんね」と気持ちを切り替えたり素直に謝ったりできるだろうか？？私のように、イライラをぶつけたりしないのだろうか？？

娘が病気になったり、背が伸びなかったり、太りすぎたりして、娘や医者から責任を問われるのは私なのだ。

娘本人からの負のエネルギーや医者や教師、両親や義両親からの非難の矛先は、直接には夫には向かないだろう。

だからこそ、悶々としてしまう。

夫の優しい言葉に、素直にうなずけない自分がいる。

もう一つ、子供にご飯を残されることで、頭を悩ます問題がある。

残されたご飯は捨てるべきか、母親である私が食べるべきか？？という問題だ。

少しでも人に食い散らかされたご飯を、自分が食べるのは、あまり楽しい行為ではない。

かといって、すっぱりと捨ててしまうのにも抵抗がある。

嫌な顔をされながら無理して子供に食べてもらうのも違うだろう。

実際には、食べたり食べなかったりで、まちまちだ。腹を決めて、潔くどちらかに決められたら、ずっと楽なのだろうけれど。

熱いものを熱いうちに。冷たいものを冷たいまま。ゆっくり自分のペースで食べることができない現状では、そんな夫のアドバイスも私にはあまり響かなかった。

どんなに自分が好きなものでも、かきこむように冷めたものを子供たちに邪魔されながら食べるのでは、ちっとも楽しいものではない、と私は思ってしまう。

贅沢な悩み、なのだろうなぁ・・・・・・