主婦・母親にとっての、権利としての「休日」
ネットを眺めていると、時折こんなエピソードが話題に上がり、好意的なコメントを集める。
家事育児に忙しい妻を気遣って、夫がサプライズで妻に「休日」をプレゼントする、というエピソードだ。
通常であれば「素敵な旦那さん!!」という称賛のコメントが複数上位に並ぶことになる。
けれども、意外なことに、上記のエントリーでは若干皮肉交じりのコメントが目立った。
「気まぐれで家事・育児をして、イクメン面するな」的なコメントである。
私も、後者のような、好意的でない感想を持った人間の一人だ。
「イベント的な休日を、ある日突然一日だけ与えられても、あんまり嬉しくないかも」と言うのが、私の素直な感想だった。
私も、半年に一回?一年に一回?のペースで、ある日突然、約半日一人になれる日がある。
夫に用事がなく(天候の都合で趣味に行けない)、夫の母の用事のない、土日祝日に限られるのだけれども。
けれども、その休日でさえ「自分のためだけ」に使われることはない。
夫が自分の実家に子供たちを連れていく形になるので、結果家事は放置されたままになる。
そのため、日用品の買い物など、家事がセットになっていることが多いからだ。
自分でこの日に休みたいと決めたい。
もっと定期的に休みたい、と強く思うことが私にはある。
権利としての休日が欲しいな、と非常に強く思う時が私にはある。
この手の話をネットで目にするにつれ、
「主婦・母親にとっての休日は、夫の好意によって気まぐれに与えられるものである」
という世間の認識を、あらためて思い知らされる。
ありがたいことはありがたい。
嬉しい事は嬉しいのだ。
でも・・・・・・のあとに続く何か、が私にはある。