日々、思うこと、考えること。

子育て中に、考えてしまうあれこれ。結論の出ない、個人的で偏った見解の考察が主です。

「母ちゃんの夏休みはいつなんだろう」

興味を引くタイトルのエントリーがあった。

anond.hatelabo.jp

私の感想は、違和感を通り越した、嫌悪感だった。

「母親の休日=育児放棄、父親の休日=不倫の容認」と言うねじ曲がった解釈と、母親には休日が必要ないと言う暴論に、強い引っ掛かりを覚えたからだ。

案の定、コメント欄には、エントリーに対する数々の反論が並んでいる。

タイトルのセリフを「クレヨンしんちゃんしんのすけに言わせる行為に対する違和感を主張する声も目立つ。

しんのすけでなくとも、子供に言わせるのがいやらしく、あざといとの声もあった。

 

 

自身、「私の夏休みはいつなんだろう」との疑問がかねてからあり、色々考えてしまった。

もっとも、夫もお盆休み中意図して丸一日自分のために使うことはしなかった。

が、結果似たような一日(たいした家事・育児をせずに一日が終わる)になるパターンはちょいちょいあったように思う。

  • 早朝一人で外出(もしくは前の晩に一人で外出、帰宅のため寝坊)
  • 昼前に帰宅(もしくは起床)
  • 昼食を娘達に食べさせる(作るのは勿論私)
  • 食後、すぐさまソファーで転寝(なかなか起きないので私は、皿洗いと洗濯物を取り込み畳んだ後、娘達と3人で買い物と実家へ)
  • 夕方料理は作れない(作らない??)ので、私が夕食を作っている間子供たちと遊ぶ(実際にはスマホを弄っているだけ)
  • 子供たちが私とお風呂に入りたがるので、一人でお風呂に入る
  • 夕食を娘達に食べさせる(皿洗いは私)
  • 娘達が私と一緒に寝たがるので、自分は一人外出(もしくは動画を見て夜更かし)

もっとも、どこの家庭の父親の休日も「こんなもの」なのかもしれないけれども。

娘達に昼食と夕食を食べさせているだけでもまだましで、それすらしない父親もいるのかもしれないけれども。

 

「私は」全く休めず、満足もできなかったのだから、仕方がない。

 

 

実は、どこまで本気かわからないが、私の夫も件のエントリーと似たような言動をとることがある。

  • 寝ている間ずっとくっつかれてて、寝てる気がしない。
  • 夜中にや朝方に布団を抜け出して自分の時間を作ろうとしても、目を覚ました娘達に呼び戻される。もしくは、下に降りてこられる。(我が家は2階が寝室、1階がリビング)
  • たまには一人でお風呂に入りたい。

などと愚痴ると、

「でも、子供たちに好かれて幸せだろう??」

「子供が寄ってくるのは今のうちだけだよ」

「子供たちが寄ってこないのも寂しい癖に」

とよくあるセリフを口にする。

 

私の両親もそうだ。

特に父親は、

「子供と離れたいなんて、ひどい母親だ」

「○○ちゃん(上の娘)たちがかわいそうじゃないか!!」

等と平気で口にする。

「子供がかわいいのは当たり前で、一人になりたいと思うこと自体がおかしい」との考えがあるからだ。

もっとも、「孫と四六時中一緒にいたくない」は、「孫とお爺ちゃん」の関係なのだからありらしいのだけれども。

 

 

これが仕事やスポーツであるならば「適度な休息がパフォーマンスを上げる」と考え、積極的な休息の時間は歓迎される。

けれども、家事・育児となるとなぜか「適度な休息がパフォーマンスを上げる」と考えなくなる人がいるから不思議だ。

 

おまけに家事・育児を休むためには、夫や両親、義両親からの「与えられた善意」によるか、お金が必要だ。そのお金も、働いていない専業主婦にとっては、夫に頼らざる得ない。

結局自分の意思や工夫、努力だけでどうこうなるものではないのだ。

だからこその「母ちゃんの夏休みはいつなんだろう」なのだろう。