友人に「食に関する実験」を勧められた話。
過去、いくつかの記事にも書いているが、小1の上の娘は、食が細い。そうして好き嫌いが激しい。いまだ食べむらもある。
偏食だとも思っている私だが、友人によると
「○○ちゃん(上の娘)は全然偏食じゃないよ。十分に色々食べてるよ。本当に特定の食べ物(5品ぐらい)しか食べない子っているんだから!!納豆が食べられて、牛乳が飲めるって、最強じゃん!!」
とのことだった。要は私の受け取り方の問題だよ、と。
それでも、上の娘の食について、「よかった」「安心した」と思えないのは、やはり「ほかの子供」との比較ではなく、自分の中の「理想」との比較が根っこにあるからだ。
とどのつまり、自分の問題なのだ。友人の指摘は的を得ている。
私が今、上の娘の食に関して気になっているのは、以下の6つだ。
- 苦手な調理方法、食材のおかずは、箸すらつけずにそのまま残す。
- 好きな味付け、食材のおかずに箸をつけない。
- 箸が止まっても、自分で「お腹いっぱいだからごちそうさまにしたい」とは言わない。
- 好きなおかずや、白米だけはお代わりする。(そのほかのおかずを食べきる約束をしても、守らない。)
- 食後(おかずは未完食)、デザートやおやつは食べようとする。
- 学校や幼稚園での給食やお弁当は残さない。
それに対して家では、以下の5つのことをできるだけ守るようにしている。
- 必ず一品は好物を出す。
- 苦手なおかずも一口は食べるようにする。
- 全く口をつけなかったおかずはラップをかけ冷蔵庫に保存し、その次の食事にそのまま出す。(連続して出すのは一回だけ)
- 土日の昼食は、栄養バランスにあまりこだわらない。
- 毎日おやつは出さない。お菓子の買い置きもしない。
それでも、複数の同じおかずを連続して残される日々が続くと「これでいいのかな」と不安になってしまう。「まぁいっか」「しょうがないなぁ」とは思えない。
どうしてだろう。
やはり、両親から何気なく発せられる「もっと野菜を食べさせろ」、義理の両親が悪気なくこぼす「食べさせるものがない」などの言葉に、いちいち引っ掛かりを覚えているからだろうか??
さて、件の友人からこんなアドバイスをもらった。
「そんなに気になるんだったら、おかずを残したら次のご飯を抜けばいいんだよ。それか、同じおかずだけを出し続ける。食べなかったらそれ以上は出さない。次の食事まで、おやつは絶対出さない」
「お腹がすけば、絶対食べるよ」
「これを実行するには、子供がどんなに文句を言っても、泣き叫んでも、愚図ってもぶれない強い心が必要だけどね」
「実験だと思って試してみたら??」
私にはそのぶれない強い心がない。
だから、私は実行する勇気が持てない。もっとも、そのぶれない強い心がないからこそ、第三者の言葉に振り回され、気に病んでしまうんだけれども。
けれども、と思う。
確かに一理あるな、と。
でも、それを実行した話は聞いたことないな、と。
保健師からも、幼稚園の先生からも、アドバイスをしてされたことはないな、と。
超えてはいけない一線。
虐待一歩手前、だとの認識があるからだろうか??