父親の育児休。期間や日数だけじゃなく、タイミングも大事。
小泉大臣の育児休取得について、色々と議論が交わされている。
合わせて2週間の育児休暇を、世間は、
「ないよりはあったほうがいいけれども、合わせて2週間の育児休暇は短すぎる」
と見ているようだ。
私自身も、同じだ。
ただ、もっと欲を言えば、実現可能かどうかは別にして、
「父親の育児休暇は、期間も日数も大事。でも、タイミングももっと大事。」
だと思っている。
- 子供が寝ない時。
- 子供が泣き止まないとき。
- 子供の体調がすぐれないとき。(兄弟の面倒を見て欲しい。戻す可能性がある時は、病院まで車を運転をして欲しい。)
- 子供の癇癪やわがままがひどいとき。
は勿論のこと。
- 自分の体調がすぐれないとき。
- 自分が無性にイライラしているとき。
- 自分も眠いのに、子供に邪魔されて眠らせてもらえないとき。
- 子供の遊びや失敗の後始末に途方に暮れているとき。
等にも、「誰か助けて!!」と思うケースは多い。
そんな「今」「助けて欲しいタイミング」で「求めているサポート」が得られるのが理想だ。
いて欲しいと聞いてもらえないのならば、意味がない。
もっとも、そんな「今」がいつ訪れるかなど誰にも分からない。
分からないからこその、現状の期間限定、日数限定の育児休暇なのだけれども。
妻「里帰りが難しいから、産後すぐ夫に育児休暇を取ってもらいたい」
夫「産後すぐは繁忙期で休めないから、閑散期に育児休暇を取りたい」
では、意味がない。
もちろん、新生児期は2時間おきの授乳や夜泣きで母親は夜も寝られず、昼間も興奮して上手く寝られずで、夫が毎日傍でサポートしてくれたほうが嬉しいのは嬉しい。
嬉しいが、1か月、2か月と育児休暇期間が過ぎれば、それが確実に改善されるわけではない。
夫が、妻の求めるサポートに確実に求められる保証もない。
期間限定の父親の育児休暇は、大なり小なり母親の助けにはなるだろうが、決定打にはならないのではないか、と個人的には思えてならない。
「だったらどうしろっていうんだ!!」
と問われると、私もわからない。
理想は、24時間付き添ってもらえるプロのベビーシッターなのかもしれないが、お金や人手、質や、信用の問題で、現実的ではない。
自分の親、パートナーの親を頼るという手も、万人向けではない。
産後の母親にとって、実現可能かどうかは別として、どんなサポートがベストなのだろうか??