男性の当事者意識。全国小中学校臨時休校要請について。(追記あり再投稿)
今職場でも、テレビでも、ネットでも「全国小中学校臨時休校要請」の話題で持ちきりだ。各県や市、その中でも学校ごとに細かい対応は異なるようだが、おおむね3月2日ないし3日から基本休校となるようだ。
長女が通う小学校では
- 3月2日は午前中のみ授業
- 3日から15日まで休校
- 16日以降春休みは通常授業
となっている。
ちなみに、長女の学校では低学年生徒の学校への受け入れの知らせは現時点ではなく、次女が通う幼稚園は通常通り開かれるの予定だ。
さて、このニュースについて、個人的に非常に気になっている点がある。
それは、「世の男性はどの程度当事者意識をもっているのだろうか??」と言う点だ。
自分が、自分の部下が、決裁権を持つ自分の上司が、育児のために仕事を休む必要があると、思っているのだろうか??非常に疑問に思えてならない。
たとえ妻が専業主婦、非正規・パート主婦であったとしても。自分が何も変わらなくてもいいと思っているのだろいうか??
- 妻の家事・育児の負担増
- 仕事が減ることによる、家計への影響
- 仕事自体を失うリスク増
- 職場から女性正社員、パート社員が減ることによる、業務への影響
があるわけで。
特別学童や保育園を利用していない層には、その影響をもろに受けるわけで。
世の男性が、父親がどこまで妻の負担を想像できているのだろうか。自分の夫も含め、非常に気になる。
メディアの対応、反応についてもそうだ。
意図的なものなのか、偶然なのか。子供の預け先への不安について、声を上げるのも女性。声を求める相手も女性が非常に多かった。
ネットやSNSでも、不安や危機感を露土する女性の声が目立つ。
もちろん、男性の中にも当事者意識をもっている人がたくさんいるのは承知しているけれども。
この問題は、「家事と育児に支障のない働き方」という、非常にふんわりとしていて、かついいとこどりな働き方を女性に求めすぎたつけが招いた、ともいえるのかもしれない。
個人的には、保育園や学童などは通常通り解放されるとのことなので、一番影響を受けているのは、保育園も学童も利用しない「育児と家事に支障のない範囲で働くパート主婦」なのではないか、と思っている。
私の偏見も大いにあるのだけれども。正規社員には保育園も学童も解放されている。有給もある。何よりお金がある。職種によってはリモートワーク、テレワークなる選択肢最悪ある。(リモートワーク、テレワークは「子供の世話をしながら」片手間でできるものではないのは重々承知のうえであえて。)
ただ、時給で働く私の職場には百人単位の働くパート女性が在籍している。中には私と同様「子供が幼稚園や学校にいる間だけ」働いている女性も多い。話をすると、皆一様に戸惑い慌てふためいていた。そこに「夫のサポート」を語る人は皆無だ。