夫は、家事・育児をしなくていいようになっている。
いや、夫からすれば「家事・育児をできないようになっている」と表現すべきなのかもしれないけれども。
夫の中で確立された夫の生活リズム、生活習慣を間近で観察し、改めて「夫の家事・育児に対する不満」と「その不満の持っていき場所のなさ」について色々と考えてしまった。
先日の日曜日の夕方、私は吐き気を伴うに頭痛に見舞われた。偶然にも父親から用事(を貸工具を貸してして欲しいとのことだった)を電話で頼まれたため、父親に自宅に来てもらったところ、流れで子供たちを実家で預かってもらうことになった。
夜の八時ごろに両親が二人そろって車で子供たちを送ってくれたのだが、子供たちはお風呂も済ませ、夕食も済ませ、さらにありがたいことに夫の分の夕食まで届けてくれた。
その後、夫が帰宅したのだが、夫は事情(吐き気を伴う頭痛があり、今頭痛は落ち着いているが吐き気はある旨)を聴いたうえで、
子供たちの歯磨きや注射(我が家では毎晩寝る前に長女にホルモン注射をしている)有無の有無の確認をすることなく、
いつものルーティーンでお風呂で寛ぎ、
やり残していた家事をする私を横目に、私の準備した(と言っても、温めなおしたりさらに盛り付けなおしたりしただけだけれども)夕食を食べていた。
決して、夫は私に対して「俺が全部やるから、先に休んでなよ」とは言わなかった。
私も、夫に「先に休みたいから、あとは全部やっておいて」とは言えなかった。
なぜなら、夫はひどく疲れていたからだ。
それゆえ、「家事・育児を手伝って欲しい」と伝える行為に、罪悪感と不公平感を私自身が抱いてしまったからだ。
「長時間労働が悪い」と言ってしまったら、それまでなのだろうけれども。
- 疲れているからと、ぎりぎりまで寝ていて。
- 子供たちの登校・登園時間前に出社し。
- 子供たちが寝る時間か、もしくは寝てから帰宅し。
- 疲れているがために、お風呂と夕食にはゆっくりと時間をかけ。
- 疲れているがために、食後はゆっくりと一人時間を夜中まで楽しむ。
のが、仕事がある日の夫の生活リズムであり、生活習慣だ。
そこに、家事・育児が入り込む余地はない。
現実問題、長時間労であるがゆえに、夫は今の給与を貰っている。
- 夫が定時に出社し、
- 定時に帰宅し、
- 有休も自分の都合で取れ、
- 休日出勤'(月の休日を夫はきちんと消化しきれていない。実質、サービス出勤のような形で出社している)もない、
のであれば、夫は今の給料を貰えないのが現実だ。
私の夫は最新家電や便利サービスに対して好意的なイメージを持っていない。
故に、私の選択肢は3つしかない。
- 夫の意向に耳を貸さず、自腹を切って(独身時代の貯金を切り崩して、もしくは貯蓄用のパート代からねん出して)最新家電や便利サービスを利用する。
- 夫をと話し合い、説得する。
- 私が頑張る。
話し合いが苦手で、お金が大好きな私は、どうしても安易に3番を選んでしまう。本来なら、2番を選ぶべきなのだろうけれども。
自分で3番を選んでおいて、イライラもやもやするなんて、我ながらばかげているなぁとも思う。
でも、1番と3番を選ぶ勇気がどうしても持てない。