なぜ、少女が主体のポスターや動画は炎上しやすいのか。
ポスターと言って思い出すのが、長女の夏休みの宿題一覧にあった、ポスターの公募だ。環境や、エコなどその主題は様々だが、どれも明確なテーマがあり、それに沿ったスローガンや図柄が推奨されている。そうして、それらの受賞作品は皆、その趣旨に沿った作品がきちんと受賞している。
間違っても、可愛い女の子や人気のキャラクターが主体となった、まったくポスターの趣旨に添わない作品は受賞していない。
さて、最近たびたび炎上する少女が主体のポスターや動画についてだ。不思議と、主体となる少女の描き方には共通点があり、その点が批判の的となっている。
- スカートの丈が短い。
- 肌の露出度が高い。
- 衣装に学校の制服を連想させるデザインが採用されいている。
- 生身の少女にはない、性的要素を強調した描写がある。
等のある意味ひねりのない描写が、一部の人間から批判され、結果炎上するのがお決まりのパターンだ。
少女の描かれ方はもちろんではある。だが、一番の問題は、ポスターや広告の趣旨に添わないから。メッセージ性がないから、ではないだろうか、と私は思っている。
そのポスターに、動画に、その少女が、その服装で登場する必要性がないからこその、炎上なのだ。
少なくとも、この手の(少女が主体の何のメッセージ性のない)ポスターが、子供たちの夏休みの宿題になるようなコンクールで賞を取ることはないだろう。
子どもはだめで、大人はありなのか。
いや、大人こそ、もっとメッセージ性のある、もっとひねりの効いた作品が求められるのではないだろうか。
であるにもかかわらず、それとは真逆の作品が採用されることに、私たちはもやっとしてしまうのではないだろうか。