しんどい時に、頼れる大人がいないということ。
何度も書いているが、私の現在の住まいは実家の近くだ。そうして、夫が仕事の日は、ほぼ毎日実家に顔を出している。
理由は、「親孝行」などでは決してない。
自分が楽になりたいからだ。身体的にも、そうして精神的にも。
そういう意味では、実家に大いに依存していると言える。とは言え、朝から晩まで実家に入り浸っているわけではない。
- 平日は最大で2時間。
- 休日は約半日。(昼食含む。ただし、昼食の準備を母がしてくれる保証はない。約束もしない。)
- 最低限の家事は自宅で必ず済ませる。
- 必要であれば、実家の家事(掃除や洗い物)をする。
- 夕食とお風呂は自宅で。
- 夫の帰宅前には自宅に帰宅する。
- 基本的な子供世話(食事の世話、おむつ替え、昼寝の寝かしつけ)は私が責任をもってする。
という私が個人的に決めたルールをできるだけ守るようにしている。
やはり両親の存在はとても大きい。特に、夫が基本土日仕事なこともあって、大きな助けになっている。
こうして改めて文章にすると、とても恵まれているなと思うと同時に、甘えているなと正直思う。
私が独自のルールを決めた理由は、夫からの意見、両親からの意見があったからだ。
けれども、はネット上での「実家依存批判」的な、ネガティブな意見の影響も大いにあったのも事実だ。
繰り返しになるが、現状でも、大いに恵まれている私だ。
けれども、過去の記事を見てわかるように、私はイライラ、モヤモヤしながら毎日を過ごしている。
批判を覚悟で言えば。
贅沢を言えば。
どんなに実家が近くて、気軽に頼れても。ある程度距離を保ち、お互い配慮ある関係を保とうとすると、どうしてもワンオペ育児の時間が増える。
それはイコール、「しんどい瞬間」が増えるということでもある。
ワンオペ育児はどんなに時間として短くても、しんどい時はしんどいのだ。
ある晩の自宅での出来事だ。
夫は当分帰ってこない。
お風呂に入ることを嫌がる下の娘と、先にご飯を食べることを拒む上の娘を説得するために二人同時にソファーで抱っこしていた時のことだ。愚図る下の娘の頭が偶然私の顎に思いっきり当たってしまった。
あまりの痛さに悶絶する私。愚図り続ける下の娘。呆然とする上の娘。
どんなに環境に恵まれていようとも、やっぱりしんどい時はしんどいのだ。
どんなに実家が近くても。
しんどい時に、頼れる大人がいないと意味がない。