日々、思うこと、考えること。

子育て中に、考えてしまうあれこれ。結論の出ない、個人的で偏った見解の考察が主です。

夫がいない日の夕食について、考える。

最近、夫が夕方から夜にかけて不在になる日が続いている。

 

会社の新年会。

親しくしている直属の上司からの誘い。

友人からの誘い。などなど。

当然、夫一人だけの参加であり、夕食も外食になる。

 

私は外食は、特別だと思っている。たとえ居酒屋の料理であっても、「お金を出して食べるプロの料理=ごちそう」だという認識があるからだ。

 

一方、夫が不在の日の我が家(私と二人の娘)の夕食は、簡略化される。ワンプレート料理が増えるからだ。

上の娘のリクエストに応えることが多いのだが、決まって「(ミートソース)スパゲッティ(ソースは手作り)」と答えるので、その通りにしている。

もっとも、栄養バランスを考えてプラスして、スープ(野菜のコンソメスープか、野菜のポタージュスープ)をつけるのだが、上の娘はまったく手を付けず。逆に、下の娘はスープを好み、スパゲッティは進んで食べようとはしない。

 

夫が飲み会などで不在の時、夕食の手を抜くというのは、ママ友からも割とよく聞く話だ。

総菜や弁当で済ませる、とか。麺類や丼物の一品料理で済ませる、とか。インスタントラーメン+トッピングにたっぷりの野菜。レトルトカレーなんてパターンも聞く。

 

私の母も子供たちが独立し、夫である父が定年退職(現在は塾の講師のアルバイトをしている)してからは、父の飲み会の日の夕食を目に見えて手を抜くようになった。

 

 

さて、私の両親は、時折私にこんなことを言う。

「○○君(夫)に、もっと美味しいものを食べさせてあげなさい」

「手の込んだものを作りなさい」

「いつも○○じゃあ、○○君がかわいそうだよ」

 

「一家の大黒柱の夫には、美味しいもの、手の込んだものを食べさせるべきだ。いや食べさせなければならない。」という価値観があるのだろう。

 

 

一方、夫が不在だからと、「今晩はスパゲッティーだけだよ」と言っても、父も母も何も言わない。

「○○ちゃん(娘の名前)がかわいそうじゃない。」

「もっと手の込んだもの、美味しいものを、あなたも食べなきゃ。」

とは決して言わないのだ。

 

単純に考えて、「夫が不在=夫の食費分が一食浮く」のだから、その分わずかではあるが料理のグレードが上がったり、品数が増えてもよいはずだ。

夫が美味しいものを食べているのだから、私達も!!となってもよいはずだ。

夫が不在だからと言って、私達の体が必要とする栄養素が減るわけでもない。

 

夫は上司ではないのだ。夫の不在を理由に、料理を手抜きする正当な理由など、本来はないのだ。

なのに、どうして差をつけてしまうのだろうか??

 

夫もまた、決して「自分が美味しいものを食べているんだから、妻や子供も美味しいものを食べるべきだ」とは口にしない。行動にも出さない。

 

 どこの夫婦もそういうものなのだろうか??

ジェンダーの問題も多少影響しているのだろうか??