「ママ、お注射してー」
成長ホルモンを処方されるようになって約半年。
最初は娘自身も注射をとても怖がり、寝ているときにしかすることが出来なかった。
けれども、次第に起きている間に嫌々ながらも注射をしてくれるようになり。
自分から「お注射してー」と、自分からお尻を出すようになり。(我が家は、一番痛くないといわれているお尻に、している)
今では、日々の会話の中で、娘が私に対して「ママ、お注射忘れないでね」とくぎを刺すほどにまで成長した。
娘の中ではすでに、「成長ホルモン注射」は食事や歯磨きなどの日常の一部として認識されているようだ。
初めて成長ホルモン注射の説明を受けたとき、「毎晩」親が注射をしなければいけない、と言う部分に、とても動揺と言うか抵抗を覚えたのを、今でもよく覚えている。
私は、娘の成長ホルモン注射のことを周囲の人たちに割とオープンにしている。以前にも触れたが、今までさんざん娘の低身長と、食事の悩みについて、悩み相談や愚痴めいた話を周囲の人たちにしてきたこともあり、私の中ではとても自然な流れとしてさらりとするようにしている。
先日も、ママ友との会話で「成長ホルモン注射を半年前から毎晩している」と話したところ「毎晩!!」「親が!!」と言う部分に、とても驚かれた。
私自身も、初めの頃は
娘が泣いて嫌がったら?抵抗したら??
注射を打つのを親が忘れたら??
注射を打つのを失敗したら??
そんな様々な疑問や不安が頭をよぎったが、担当医と専門スタッフが丁寧に説明してくれたおかげで、不安は減り、毎日続けるうちに娘と親の心の負担も減り、今に至る。私も、今では流れ作業のように、淡々と娘のお尻に注射をする日々だ。
最終的には、娘自身の手で注射をするのが目標だ。
そこまでの流れがイマイチわからないが、きっと娘の心と体の成長とともになんとなくそんな流れになるのかなぁと漠然と考えている。
さて、私は親しくしているママ友が極端に少ない。
私自身の性格もあるだろうが、下の娘に手を焼いている私の姿を見て、周りのママたちが気遣ってくれている部分、逆にそれ故倦厭されている部分もあるのかな、自分に都合よく考えている。
そんな私だが、それでもママ友と話をする機会はちょいちょいある。そんな中、ふとしたきっかけで「実はうちの子も、定期的に総合病院に通ってるんだよねぇ・・・・・・」なんて話をちらりと聞くことがある。
「成長ホルモン注射」に限らず、「実はちょっと体にトラブル??を抱えてます」「ちょっと心配事があります」と言う家族は、意外と多いのかもしれない。