日々、思うこと、考えること。

子育て中に、考えてしまうあれこれ。結論の出ない、個人的で偏った見解の考察が主です。

実家依存症~ワンオペ育児に対する苦手意識は悪なのか??

※我が家の場合、厳密にはワンオペ育児とは言わないようですが(厳密には、共働き、かつ夫の帰宅時間が極端に遅い場合、休日が少ない場合を指すようです)、あえて私一人で二人の娘たちと過ごす時間を「ワンオペ育児」ととらえ表現しています。

 

 

昨日見つけた記事に触発されて、書きかけだった記事に久しぶりに取り掛かることができた。

www.hjerteligvelkommen.com

 

この記事には、こんなコメントを残した。

私も似たようなことを妄想したことがあります。私は気心の知れたママ友がいないので、親子合宿だと参加が難しいのですが。旦那が仕事で遅かった時や自分の体調不良の時に、当日から利用できたらいいなぁ。

 

私が実家に日々足を向けてしまうのは、気心の知れたママ友がいないからというのも理由の一つなのかな、とこの記事を読んで改めて考えるようになった。

プライベートでかつ定期的に会うママ友が、私には一人もいない。

私にとって、両親はママ友の代わりなのかもしれない。 

 

 

私の育児環境

以前も触れたが、私は実家依存症だ。夫が仕事の日はほぼ毎日実家に通っている。

私自身にその自覚が十分にあり、それが恥ずかしい事だという認識ももちろんある。

 

そもそも、私の育児は実家ありきで成り立っている。そのため、ワンオペ育児の時間は一日の中でとても短い。

けれども、四六時中実家に入り浸るのではなく、時間を決めて私は実家に通うようにはしている。(土日の昼食は実家でとっている)

  • 夫が仕事の日の平日は、夕方4時から6時頃まで。
  • 幼稚園のない土日・祝日は、昼過ぎから夕方6時頃まで。

 

 もっとも、最低限のルールとして

  • 平日は、夕食を作ってから(4時、5時から)6時半頃まで滞在
  • 土日祝日は、昼過ぎからおなじく6時半頃まで滞在。(途中小一時間夕食づくりのため、私一人だけ帰宅)
  • 夕食とお風呂は必ず自宅
  • 基本実家には泊まらない
  • おむつ替え、食事(昼食)の準備、介助などは基本自分でする
  • 夕食のおかずは基本もらわない(例外は、私の体調が悪い時、母がたくさんおかずを作った時)

を守るようにはしている 

 

 

私が実家を頼る理由

ブログ開設当初、実家依存について2本の記事を書いている。

 

改めて、私が実家に頼る理由は、以下の通りだ。

 

  • 娘たちだけとの時間を心の底から楽しめないことへの罪悪感
  • 家事と育児の同時進行に大きな苦手意識
  • 上の娘の偏食・少食に対する、罪悪感
  • 私の趣味・息抜きである「テレビ」「携帯電話」「PC」といった誘惑
  • 娘たちだけの時間にこだわってしまうあまり、逆にイライラし娘たちに感情をぶつけてしまうことへの罪悪感

からの逃避だ。

 

理由というより、言い訳という表現のほうが適切なのだろう。

そうして、これらの言い訳は、もしかしたら多くの人が抱えている悩みなのかもしれない。そうして、皆乗り越え・克服していくものなのだろう。

だからこそ、「ワンオペ育児がしんどい」と訴える声に、時に辛らつな言葉が浴びせられるのだ。

 

 けれども、皆が皆「ワンオペ育児」を心の底から楽しんでいるのだろうか??

「ワンオペ育児」に対して苦手意識を持つことは悪なのだろうか??

 

 

育児のしんどさから逃れる一つの手段としての実家依存

 苦手な物事に対しての対処法としては、大きく分けて二つあるように思う。一つは、努力や工夫で苦手な物事自体を克服する方法。そうしてもう一つは、努力や工夫または人に頼ることサービスを利用することで、苦手な物事を極力回避する方法。

 

けれども、こと「ワンオペ育児」に関して言えば、基本前者の方法が正しいとされる空気感がネットの世界にはあるように思う。

 そうして、実家に頼ることで、「ワンオペ育児問題」を解決することは間違っている、という認識を持つ人間が、老若男女問わず一定数いるようにも私には思える。

 

 

実家依存批判が生まれる背景 

思うに、後者の方法、特別人(実の両親)に頼ることがよしとされないのではないだろうか。また、実家を頼ることは、万人に当てはめることができる解決策ではないからこその、実家依存批判でもあるようにおもう。 

 

また、世間一般的に「母親はワンオペ育児ができて一人前」と思われていることも、「実家依存批判」に繋がっているように、私には思えてならない。

 

 

実家依存に対する私の周囲の反応

私は、かつて育児のあれこれに対して保健師などの専門家に幾度となく相談をしている。その中でも何度か「自分は実家に頼りすぎではないか」という悩みを打ち明けているのだが、そんな私の胸のうちに対して、けれども専門家たちは口を揃えて「気にすることはない、頼れるものは頼ったほうがよい」と優しい言葉をかけてくれる。

また、幼稚園のママ友との会話の中でも「実家が近くて羨ましい」「頼れるときは、素直に頼ったほうが絶対良いよ」というとても耳障りの良い言葉を時折かけてくれる。

 

 

現在の私は自分のいいように物事を解釈し、罪悪感や後ろめたさを感じつつもどっぷり実家に頼る毎日を送ってしまっている。

 

けれども、たとえ自分の両親であっても、第三者の目があることで冷静になれる自分がいて、そのことで自分の心と体をうまくコントロールできているのが、今の私だ。

私が実家に足を向ける一番の理由はそこなのだ。

 

自分のためでもあるし、娘たちのためでもある。(理不尽な理由でイライラしだす私から距離を置くためにも)と思ってしまうのは、やはり甘えなのだろうか・・・・・・