主婦の就職活動は罪悪感との戦い、なのか。
就職活動、と言うか、就職情報誌を集めてみたり、働く先輩ママから話を聞いている。
また、やり残した家事(子供服のお下がりの整理と、キッズスペースの整備)や、来月の上の娘の入院の問題(甲状腺肥大のための切除手術の日程が確定した)があるので、今すぐ動いていいのかな、とのためらいもあって、まだ本格的には動いていない。
基本的に、私が気軽に話を聞けるママは幼稚で知り合ったママだ。故に、例えフルタイムで働いていても、めい一杯幼稚園の延長保育を利用しつつ自分の親を頼るパターンが多い。その中で、
- 出勤時間や帰宅時間、起床時間、就寝時間、とか。
- 家事のやりくり、とか。
- 帰宅後の子供たちの様子とか。
- 自分の親や義理の両親にどこまで頼っているのか、とか。
- 預かってもらっている際の子供たちの様子、とか。
色々隙を見ては、ちょこちょこ聞きまわっている。
もっとも、どんなに突っ込んだ話を聞いて回っても、ケースバイケースでもあるし、話をぼかされたりもするので、参考になったりならなかったりもするのだけれども。
話を聞いていて、共通するワードがあり、驚いている。
それは「罪悪感」だ。
- 子供に対する罪悪感(一緒にいてあげられないため)
- 職場や同僚に対する罪悪感(子供の体調や行事、長期休暇等で休む機会が多いため)
- 親や義理両親に対する罪悪感(対価を払わず預かってもらうため)
- 夫への罪悪感(家事・育児がおろそかになる。夫の家事・育児の負担が増えるため)
等を口するママ(多くはパートママ)が存外多かったのだ。
一方で、フルタイムで働くママは、その点に触れることはあまりなく(あっても軽い)、「仕方のないこと」として割り切っている印象があった。
友人の一人は、「私の両親も共働きで、おじいちゃんおばあちゃんに育てられたから、親に預けるのは普通だと思ってる」とも言っていた。
これは私の偏見と思い込みだが、
- フルタイムか否か
- 正社員か否か
- 年収の過多
- 仕事に対する社会的ステータス
- 一家の大黒柱か否か
- 家計への貢献度合い
によって、働くママ取をり巻く環境や人の態度、周囲の人間の見方が違うように、私は思えてならない。
もちろん、働くママ本人の気持ちの持ちよう、でもあるのかもしれないけれども。
堂々と権利を主張し、自分の意思を貫くためには、それなりの立場がないとできないのかな、とマイナス思考の私はついつい考えてしまう。
特に印象的だったのは、幼馴染の母親のこんなセリフだ。
「働こうと思ったら、いかに罪悪感と折り合いをつけるか、よ。働かなくても、罪悪感はあるんでしょう??どのみち罪悪感を抱くんなら、どっかで開き直らなくちゃ」
確かになぁ、と妙に納得してしまった。