育児中の主婦が週5日働かない理由。
先輩ママとの会話で、とても印象に残っているフレーズがある。
働く理由が「お金」のための私は、働くのならば、漠然と土日休みの週5日を想像していた。
けれども彼女は、週4日仕事を入れている。その家の1日は隔週の土曜日だ。
いわく、
「平日に1日か2日自由になる時間がないと、ちょっと厳しいよね。役所とか銀行とか平日しか行けないし、自分の時間も取れないし。」
「だって、土日は休みなようで休みじゃないじゃない。」
上の娘のが退院し、宙ぶらりんになっていたとある仕事の口(一か月ぐらい前に打診されていた、短時間のパートの仕事)がはっきりとダメになり、改めて本格的に仕事を探しを・・・・・・と思った矢先に、下の娘が体調を崩してしまった。
昨日は大事を取って幼稚園を休み、今日はだましだまし幼稚園に送り出したが、もし万が一幼稚園から連絡が来たら、との言い訳が邪魔をし、すぐに行動に移せない私だ。
就職情報誌を片っ端から集め、いくつかめぼしい職場に赤丸をつけてはあるが、
「さて、自分にとって今どんな働き方がベストなのだろうか??」
と今更ながら考え込んでしまったからだ。
当初はフルタイム!!と意気込んでいた私だが、先輩ママの助言を参考にまずは時短のパートから始めようと考えを改めるようになった。
理想は、短時間のパートから時間や日数を増やし、フルタイムそうしてゆくゆくは正社員へと行きたいところだが、なかなかそんな好条件の仕事がないのが現状だ。
とは言え、「働くならばできるだけお金を稼ぎたい」と考えている私だ。いっそのこと時短でも週5日働くのもアリかな、とも考えている。
- 時短で9時から2時、3時までの週5日(約5時間×約22日)
- 時給約900円として、月収99,000円(時給900×5時間×22日=99,000円)
- 1年12か月で、年収1,188,000円
103万円の壁は越えてしまうが、子供の病気や行事ための欠勤や、年末年始、夏休みなどを考慮すると、上手く調節すれば、103万の内に納められるのでは、と皮算用する自分もいる。
働く理由は様々だ。
- 生活費、教育費、老後の貯金のため。
- 息抜きのため。
- 社会と繋がりを持ちたい。
- 資格やキャリアを生かしたい。
誰しもが週5日働く必要は決してない。
けれども、現実は働いていないと周囲から疑問という形で非難される。
職場の人間から、子供のいない働く友人から、正社員で働く共働きの友人から。時に家族や親戚から。
「どうしてもっと働かないの??」と。
働けない理由は様々だ。
と同時に、働かない理由も様々だ。
とは言え、一部の育児中の主婦にとって、週5日働かない理由の一つにある
「土日に夫が家事・育児に協力してくれないから。休めないから。」
は、きっと声を大にしては言えないけれども、結構大きなウェイトを占めているのではないだろうか。
例え、正社員共働きであっても家事・育児に協力的ではない夫のエピソードは枚挙にいとまがない。
パート主婦であればなおさらだろう。
ネットで調べてみても、パート主婦の場合は特に「夫の家事・育児の協力」を妻側が主張するのには賛否両論あるのが現実だ。
愚痴をこぼすのさえはばかられる空気すらある。
「夫が家事・育児しない」現実を問題視すらしない人も多い。
以前にも触れたが、最新家電、便利サービスの利用も、夫の同意がなければ難しい現実もある。
だからこそ、パート主婦は週5日ではなく、あえて週4日3日働く選択肢を選ぶのかもしれない。