朝起きて夫がいなかったら、怒ってもいいのだろうか??
夫の仕事が休みで、かつ娘の小学校が登校日の日の朝、起きたら夫がいなかった。
布団にいないのではない。
家にいないのだ。
行先は想像がつく。趣味の外出だ。日頃仕事で帰りが遅く、自分の時間が持てないと嘆いていた夫だ。布団にいない時点で、「ああ、やっぱりな」としか思わなかった自分は、少し感覚がマヒしているのだろう。
もっとも本音を言えばイライラもしたし、怒りも湧いてきた。
けれどもその時は、どうにか気持ちを切り替えて、
「一人分食事の準備が省けてラッキー」
「旦那は渋るけど、私の好きなシリアルと牛乳の手抜き朝ごはんが食べれる!」
と、夫抜きの朝を前向きに乗りきることができた。
もっとちゃんと怒っていいのだと思う。
感情的ではなくとも「不愉快だった」と伝えてもいいのだ。
実際自分の気持ちに正直になれば、「怒っている」のだから。
けれども、午後の一時過ぎに悪びれもなく帰宅し、謝罪もせず、外出先でトラブルがあったとへらへら話す夫の姿に
「私は本当に怒っていいのかな??」
「夫は本当に怒るようなことをしたのかな??」
と、情けないが、逆に自分の怒りの感情の正当性に自信がなくなっていった。
夫には、「何も言わずに外出するのはルール違反ではないか??」とは伝えはした。
けれども、相変わらず夫はへらへらと笑うだけで、私の言葉は届かなかった。謝ることもしてくれなかった。
後日このエピソードを私の両親に愚痴ったのだが、両親ができた人間だからなのか、素で何とも思っていないからなのか、両親は夫の悪口にはのってはくれなかった。
きっと夫に対して怒っても、夫が不機嫌になって、自分が嫌な思いをするのだろう。
それでも、夫に対してきちんと怒ったほうがよかったのだろうか??