子連れでのスタバと「帰る帰る詐欺」
上記のエントリーを読んで、ちょうど一週間前、4人家族になって初めてスタバに行ったことを思い出した。
上の娘が生まれてからも家族では行ったことがなかったので、夫が言い出した時は一瞬テンションが上がった。
時折家族で遊びに行く比較的大きな公園内に最近新しくできた、ログハウス風のおしゃれな外観が特徴のお店である。当然、店内も落ち着いた雰囲気なので、テンションが上がったのは一瞬だけで、すぐに現実に引き戻された。
魔の2歳児であるの下の娘のことが心配だったのだが、楽観的な夫が「いざとなったら、下の娘を連れて俺が店を出ればいいよ」と言ってくれたので、夫の言葉に甘えることにした。
結果、夫の言葉通りになった。
下の娘が、十分に冷めたホットココア(大人の舌で確認済み)を、盛大に口から出したからだ。しかも2回も。
店の人にタオルやぞうきんを借りてテーブルとテーブル周りを拭き、店の人や周囲に頭を下げ、夫はそそくさと子供たちを駐車場に止めてある車に連れて行ってくれた。もちろん、買った飲み物はテイクアウトだ。
大人が二人以上いて、かつ車で来たからこそできた対処方法である。
私だけ店で飲み物を飲むことになったのだが、夫や子供たちのことが気がかりだったので、のんびりくつろぎながらというわけにはいかず、飲み終わったらすぐに席を立った。
上の娘が生まれて、もうすぐ6年。ママになって初めてスタバで一人で座れたというのに、貴重な時間はとてもあわただしいものになってしまった。
私は、上記のエントリーの母親の気持ちがよくわかる。
スタバ行きたいよね。
温かい店の中で、ゆっくりしたいよね。
現実は、難しいけれども。
本当は、一人で行きたいんだろうな。
でも、妥協して子供も一緒に連れていったんだろうな。
そんな想像をついつい働かせてしまいたくなった。
ブックマークのコメントの中では、母親の口先だけの「帰る帰る詐欺」という注意の仕方に対して、いろいろ意見が飛び交っている。
私自身、娘達に「帰る帰る詐欺」をついついやってしまう。
もっとも、実際、「帰る」宣言をし、その場から私だけが離れただけでは、娘達は危機を覚えて追いすがって来ることはない。
だから、何度も「帰る振りをする」「物陰に隠れて子供たちの様子を見る」「怒る」を繰り返す羽目になる。
そうして最終的には、上の娘が帰る気になったタイミングで、下の娘を力ずく抱っこし無理やり帰ることになる。
こんなグダグダなパターンが出来上がってしまったのは、私が日頃から口先だけの「脅し」をしてしまっているからだろう。
もっとも下の娘の体重は15キロもある。実力行使という力技が通用しなくなるのは時間の問題だ。
件のエントリーの子供は3歳だという。この場合、引きずってでも力づくで帰るのが正解なんだろうけれども。
やだなぁ。私だったら。
だから私は、大人が私一人だけの時は外食は絶対しない。