家事の優先順位、判断する、諦める、辞める。
いよいよ明日が初出勤だ。
緊張と不安の一週間だったのだ。
ところが、ここにきてなんと体調を崩してしまった。一昨日から典型的な風邪の諸症状(のどの痛み、咳、鼻水、微熱)が出たのだ。
まずは体を休めようと思うのだけれども、家事が目に入り、目を閉じても頭にちらつき、休養に専念できなかった。
手を抜こうと思えばいくらでも抜けられる状況にある中、自分のこだわり、夫のこだわりが邪魔をし、手を抜ききれない私だ。
とくに料理に関しては、つい一品と思って作ってしまったり、「何か作ろうか??」と墓穴を掘るような質問をしたりと、自分で自分の負担を増やしてしまっている。
「体調は悪いが無理をすれば動けるし、時間もある。」
この中途半端な状況が私に余計な「迷い」と「選択肢」を与える結果になったようだ。
今も、明日に備え、作り置きを2品作っている。
後1品追加で野菜の下ごしらえをする予定だ。
こんな時思い出すのは、家事・育児と仕事との両立に不安を思える私に、仕事を紹介してくれた先輩ママがアドバイスとしてくれた言葉だ。
「出発前にやっておきたい家事のボーダーを決めるのが大事」
「日の光が必要な洗濯だけ済ませておけば、そのあとの家事(食器洗い、掃除、部屋の片づけ)は帰宅後にどうとでもなるから」
「きっとすっごく疲れるだろうから、手を抜くところは手を抜かないとだめだよ」
「最初は欲張らない方がいい。慣れればリズムが作れる」
ちなみに、先輩ママは旦那さんに家事負担を期待しないスタンスのようだ。
そういえば、とさらに思い出す。
会社員時代も、先輩や上司から、「優先順位の付け方」について、アドバイスや注意をよく受けていた。
自分の中での「ベスト」であり「最適」が他者に全く評価されず、注意を受け説明されればその場は理解するのだけれども、一つ条件が異なると、とたん正しい判断ができず失敗を繰り返していた。
また、対お客様との会話の中で、とっさに「正しく」判断し、動けなかった。
頭が体が反応しなかったのだ。
この「言い訳」は当然先輩や上司には理解も共感もされなかった。
だからこそ、私はサラリーマンとして組織で結果を残し、働き続けられなかったのかな、といつもの癖で、悲観的かつ、自虐的に考えてしまう。
もし、
- 優先順位を的確に判断し、それに従い
- 無駄なものきちんと判断し、ピンポイントで無駄だけを省き
- 自分に不向きと思えるものは諦め別の手段(人に頼む等)を模索し
- 自分よりも適任と思える人がいたら、その人に仕事を振り
- 必要とあれば、相手が誰であれ、都度問題定義と話し合いができていれば
そんな足られば、叶っていたのであれば、私は妊娠後も仕事を辞めることもなく(辞めさせられる、辞めたいと思えるような職に就くことなく)、仕事を続けていたのかもしれない。もっと、前向きに仕事に取り組み、スキルアップできたのかもしれない。
そんな空想をする、今日この頃の私だ。