性教育以前の話。
性教育に関する、非常に有益なエントリーを読んだ。
中学二年生の女子生徒さんから相談DMが来ました。
— コンドームソムリエAi🌈(保健室の先生) (@Ai_con_j) 2020年10月27日
「彼氏に誘われてすることになったのですが妊娠は避けたいのでコンドームを買おうと思います。どこに売っていて、どうやって使うのかがわかりません。教えてください。」
というものでした。
なのでここでその返信を続けたいと思います。
正直、「素晴らしい!!」と思うと同時に「中学2年生にはこのハードルは高いな」とも感じた。
知識として正しく有益なだけでなく、読み手に「ハードルが高い」「面倒」との感想を持たせた点でも、非常に良いアドバイスなのだろう。
ただ、一点「断っても嫌われない」とのくだりについては、ちょっと違うのかなと私は思っている。
いや、中学2年生へのアドバイスとしては正しいのだ。
正しいが、現実問題「断って嫌われる」とまではいかないまでも、「嫌な顔をされる」「機嫌が悪くなる」「がっかりされる」ぐらいはある。
そんな相手の反応に振り回されず「自分の意思を曲げない強さ」が必要なのだ。
そいうして、「断ったら嫌われる、怒る」相手とは、性交すべきではないし、今後付き合い続けるべきでもない。
性教育とは、知識だを得ておしまいではない。
その知識を正しく使う。
その知識を正しく相手に伝える。
相手の知識が間違っていたら、その点をきちんと伝える。
その知識を踏まえたうえで、自分の意思を持つ。
自分の意思を曲げない。
が必要になってくる。
性教育とは、性に関する教育ではない。人として「正しい判断をし行動する」のを教えるのが性教育なのだ。