日々、思うこと、考えること。

子育て中に、考えてしまうあれこれ。結論の出ない、個人的で偏った見解の考察が主です。

夫の休日出勤(無給)は妻の時間と労力を奪っている。

夫の家事・育児に対する不満を職場で愚痴ると、当然だが意見は真っ二つに分かれる。

一つは、共感の声。

そうして、もう一つはそんな私への批判の声、だ。

不要の範囲内でしか働いていないのだから、夫に家事・育児を期待するのはそもそも間違っている、との意見である。

 

話は変わるが、夏休み前、数人の先輩ママと話す機会があった。

その際「休日の朝食づくりは夫が単相してくれる」と言う、非常に羨ましいエピソードが複数出た。ちなみに、幼稚園での出来事であったのもあり、その場にいたのは専業主婦か不要の範囲内で働くパート主婦だ。

そういえば、と軽い衝撃を受けたかつての出来事を思い出した。

長女が幼稚園だったころのママ友から「月に数回、デリバリーでお弁当を頼んでいる」「土曜の昼はマックのハッピーセットで済ませている」との話が、何気なく出たのだ。我が家ではちょっと考えられなかったので、びっくりしたのをよく覚えている。ママ友家庭の経済状況は不明だ。だが、少なくとも我が家ではそれらの「手間をお金で解決する行為」は「贅沢」である。できなくもないが、積極的に気軽にはできないたぐいの話だ。何より、夫自身がそういった行為を好まない。ゆえに、我が家では、非常にハードルの高い選択肢である。

それだけではない。ママ友や職場の友人知人と話していると、「最新便利家電」を賢く活用している話はよく聞く。

そういった、各家庭の個別の事情を鑑みるに、一概に専業主婦がパート主婦が、夫の家事・育児に対して不満を持つことの是非を問うのは非常に難しい。

嫌らしい話。ぶっちゃけ、夫に稼ぎがあり、そのお金をある程度自由に使えるのであれば、主婦の夫の家事・育児に不満は格段に減るのではないだろうか、と私には思えてならない。

 

はてさて。

近頃私の夫は、非常に仕事が忙しいらしく、帰宅も遅ければ休日も出社する日々が続いている。しかも、その分の給料は出ない。休日出勤は無給だし、残業代は給与に含まれているので、何時間働いても給与は変わらない。

正直この状況で、夫を支えるのに私は疲れている。夫には申し訳ないが、心のどこかで「これしかもらえないのに、そこまで尽くせない」と思っている自分がいるのだ。夫がしない、できない家事・育児の負担が増え、それでいて生活費も増えない、貯金も増えないのは、まったくもって面白くない、と思っている。

と言うのも、夫自身が「たかがパートなのだから」と、家事・育児に非協力的だからだ。それは私の両親にも言える行動原理なのだが「稼ぎ」の額と「サポート」の質は、おおむね相関関係にあるのではないだろうか。

けれども、現実はどうだろう。無給で働く夫に世間は同情的だが、それを支える妻には同情も共感もない。ただただ「して当たり前」を強要される。何故なら、夫の給料は、それらの無給の労働を含めての数字だからだ。

 

少なくとも、夫は私が仕事でかつ夫が休日の日も「所詮パートだから」と、夕食を作らない。朝も起きない。

パート主婦の扱いなど、そういうものなのかもしれない。だが、こうも雑に扱われると、悲しいし疲れる。