「食に関して寛容な夫」は良い夫だろうか??
私の夫は、良くも悪くも「食」に関して緩い。
自分に対しても、人に対しても緩い。
その点、主に食事を作る私にとてもありがたい。
私の両親のように、「栄養が足りていない」「野菜がない」「タンパク質が足りてない」「品数が少ない」「また○○??」とは言わない。
けれどもと、私はふと思う。
それは単純な「やさしさ」では決してないのではないか、と。
例えば、主に働いている夫に対し
「給料が少ない」
「休日が少ない(サービス出勤がある)」
「帰宅が遅い(どんなに働いても残業代は一律)」
「出社が早すぎる(夫の場合、立場上定時前出社が基本)」とは言わない。
「給料が少ない」はさすがに思ってもいないが、正直それ以外は私は内心面白く思っていない。
けれども、決して口に出さない。それは「やさしさ」ではなく、「人としての良識」だ。
たが、確実に私の負担には繋がっている。
「お金で解決」の選択肢が増えないまま、夫の家族のための時間が、「タダで」私から、子供たちから奪われていくのだから。
幸いにも我が家は、お金には困ってはいない。
いないが、もし仮に、家計に不安を抱えていたらどうだろう。
健康に問題がなく、働く時間もあるはずの妻「大丈夫、大丈夫!!」「何とかなるよ!!」と鷹揚に構えるのは、「やさしさ」では決してない。
栄養バラスや家族の健康は、一見形に見えないし、数字にも見えない。けれども、お金に例えるとどうだろう。
夫の言動は、収入に不安を抱える夫を持つ専業主婦が頑なに仕事をしないのと同じなのではないだろうか、と私には思えてないらい。
夫自身には「食」に関して、「不満」も「こだわり」もない。故に、
- 品数が少ない
- 栄養が偏っている
- 子供が全く食べない
- 子供が好きなものしか食べない
との現状にも、心の底から不安も不満を抱いていない。そのため、子供たちの栄養面や成長に頭を悩ませているのは常に私だけだ。
今のところ、長女も次女も大病もなくすくすくと育っている。
長女の身長が問題と言えば問題ではあるが、「成長ホルモンの分泌量不足」との医師の診断を受けており、食に関して医師から注意は受けていない。
そうは言っても、
「野菜を食べてほしい」
「好き嫌いなく食べてほしいい」
とは思う。これは娘たちの健康面を心配してでもあるし、私自身の心の健康のためでもあるのだけれども。
そう思うのは、私の思い込みであり、わがままでしかないのだろうか??